働けるけどできることは限られる
無資格・未経験でも大丈夫?
無資格・未経験の場合
初めて介護の仕事にチャレンジする人にとって心配なのは、無資格・未経験でも大丈夫なのか?という点ですね。確かに介護の資格はたくさんありますし、専門的な知識や技術を必要とする業務があります。利用者の生活を支えるわけですから、場合によっては命に関わる場面もあるでしょう。そのため確かな技術を駆使しながら責任感を持って取り組まなければなりません。しかし、すべての仕事が資格を必要としているわけではありませんので、無資格・未経験でも介護の仕事を始めることはできますよ。
ちなみに、資格がないとできない仕事として代表的なものは「介護職員初任者研修」が必要な訪問介護、「実務者研修」が必要なサービス提供責任者などがありますね。
できるorできないこと
資格の有無で業務範囲が変動することを上述で説明しましたが、そもそも介護職がやってはいけないことや、介護職のなかでも有資格者のみに認められていることがある点を理解することも必要です。特に無資格からスタートする人は知っておくべきポイントですね。一例を挙げると、水銀血圧計を用いた血圧測定は医療行為にあたるので、介護職員が行うのはNGです。こういったルールを理解していないと、いざ働き始めてからトラブルになる可能性がありますし、最悪利用者の命を危険にさらすかもしれませんので、あらかじめ調べておくことをおすすめします。
職場によっては厳しい
無資格・未経験でも、業務範囲は限られるものの介護の仕事を始められることは理解していただけたと思いますが、職場によっては無資格・未経験の人をあらかじめ断っているケースがありますよ。ある程度の知識や技術がないと業務の遂行が難しい仕事なのですが、例えば特別養護老人ホームがこれにあたります。特別養護老人ホームは要介護度3以上の重度の方を対象としており、その方々を介護するためには専門的な知識や技術を必要とします。移乗介助や入浴介助は身体が上手く動かせない利用者を支えながら行いますが、そのための知識や技術がないと利用者を支えきれずに転倒してしまい、大事故になるのは想像に難くないですよね?それ以外にも、皮膚の状態が悪い利用者を介護する際には皮膚がはがれないように注意しなければなりませんが、その知識がないまま利用者に触れることで怪我につながります。
このように、介護度が高い方を受け入れている介護施設の場合だと、無資格・未経験では働けない可能性が高いですし、リスクを考えるとむしろ避けたほうがいいですね。
経験者にも役立つ記事
求人はどうやって探すの?
介護の仕事を探す方法はいくつか存在します。ハローワークや求人サイト、転職エージェントなどが代表的なものですね。それ以外にも求人情報誌や折り込み広告があります。それぞれの特徴を理解して、自分に合う方法で探しましょう。
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