介護の現場で学生のアルバイトがする仕事とは

学生アルバイトの募集は多い

もしかすると、介護の仕事は正社員として働く人が多いというイメージを持っている方がいるかもしれませんが、そんなことはありません。資格を持っていない学生でもアルバイトで働くことができるんです。むしろ、介護業界は人材不足のためアルバイトで働ける学生を歓迎しているところが多いくらいですよ。採用条件はそれぞれで異なりますが、大学生に対して説明会を開いて積極的に人材確保に取り組んでいるところもあります。ただし、資格の有無で業務範囲が異なるので資格を持っていない学生は正規職員の助手として働くことになります。現場で介護を学びながら収入を得られるということですね。学生向けのセミナーに参加すれば介護の仕事について明確なイメージを持つことができるので、興味のある人はぜひ参加してくださいね。
また、将来的に介護の仕事に就きたいと考えている学生は、アルバイトで得た経験を今後に活かすことができます。実際に働いてみないとわからない部分も多いので、本当に自分に適した仕事かどうかを判断する材料になりますね。アルバイトを経験してやっぱり自分には合わないと感じたのなら、別の道に進めばいいのです。これは、学生にとって大きなメリットと言えるでしょう。働いてみてやっぱり介護の仕事に就きたいと思えるならば、進路を決めて早めに資格勉強に取り組むことができますよ。

高校生でも働ける

実は、介護のアルバイトは大学生だけではなく高校生でもできるんです。求人情報をよくみてみると、高校生歓迎の求人が意外とたくさんありますよ。では、高校生が介護のアルバイトをする場合、どのような仕事を任されることになるのでしょうか？当然資格はありませんので、専門的な介護業務は無理です。そのため、高齢者の生活をサポートする役回りを求められますよ。また、高校生は働ける時間が限られているので負担の大きい業務はできません。そこで主に任せられるのが、利用者の食事介助や口腔ケア、着脱介助です。食事介助というのは料理の配膳や後片付けをすることで、口腔ケアは歯磨きのお手伝い、着脱介助は着替えのお手伝いです。授業が終わってから働きに行くので、夕食の時間くらいから利用者のお手伝いをすることになりますね。
また、それ以外に高校生のアルバイトで多いのが「調理補助」です。利用者の食事の準備をサポートする役割ですね。そう聞くと飲食店のキッチン業務のようなものかな？と思うかもしれませんが少し違います。介護施設特有の調理方法があるので、通常の調理とは異なる点が多いです。基本的には調理師の指示に従って作業をしていくので、それほど難しくないですよ。